妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

ほほー、森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

読もう読もうと思っていた森見登美彦をやっと読んだ。
不思議な小説だなぁ。青春恋愛小説だと思うが、そこかしこに飛び道具が用意されていて、一筋縄ではいかない。少しジブリっぽいファンタジー風味も加わっているし。
文体もその雰囲気にあった独特なもので、読み始めた当初「これが最後まで続くとなると厳しいな」と思った。ところが、意外に読みやすく、最後まであっという間だった。
主人公(?)の女の子は一言でいえば不思議ちゃん。でもそういう子はかわいいと相場が決まっている。
おそらく京都大学が舞台であろう(作者が京大卒なので)。京都の大学で青春時代を過ごせるなんて本当にうらやましいな。
これ、冗談じゃなくホントにジブリでアニメ化したらいいんじゃないか。