- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/02/27
- メディア: ハードカバー
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連作短篇集。タイトルからわかるように今回は本格ミステリではない。純粋なホラー小説だった。
といっても直截的な幽霊とか心霊現象とかではなく、奇妙な話がだんだん盛り上がってきて、なんだかわかんないうちにクライマックスが来て終わるという感じ。
ホラーってあんまり得意じゃない。だいいち全然怖くないんだもの。怖がれないってことはホラー小説の大部分を楽しめてないってことだよね。
綾辻行人本人はこの書き方を気に入ってるみたいで、続きを書きたいと言っている。
できれば本格(特に館シリーズ)を書いてほしいなぁ。
あ、祖父江慎のデザインはやっぱりすごいですよ。買った人はぜひカバーを外して隅々までチェックしてほしい。いろんなところにこだわりが感じられる。挿絵の入れ方もすごい。こんなぜいたくなやり方はめったにない。