妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

オーソドックスな本格ミステリ

 

館シリーズを最初から再読してきて、とうとうこれが最後。当時発売してすぐに読んだのを覚えてる。2012年だったみたい。ついこないだみたいだけど、内容はやっぱり忘れている。いやぁ、これ年齢のせいかなぁ。

『暗黒館』の後(『びっくり館』は例外として)だから仕方ないが、スケールダウンしてる感じがする。といっても上下巻なんだけどね。

非常にオーソドックスな本格ミステリという感じ。「吹雪の山荘」ものだし、鹿谷がしっかり探偵してるし。

中村青司の館がとてもそれらしい館でそれもいい。

もちろん綾辻行人だから最後「ええっ!?」と驚く要素もあり。でもこんなのありえないだろうとも思う。

館シリーズは次作がラストということだが、その前に全部再読できた。これは自分でも嬉しい。でもいつになるかなぁ。