- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/12/05
- メディア: コミック
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浅野いにおの作品を何か読みたいと思っていたら、全2巻というコンパクトなこれがあったので買ってみた。
映画化も決定しているし、各方面から絶賛されているらしい。
青春というキーワードが年甲斐もなく好きで、これもそう。若者の青春群像だ。
そして青春といえば、甘酸っぱいラブコメディか泣けるセンチメンタルか、そのどちらかに振れるのが普通だろう。
これはかなりな確率で泣けます。ちらほらコメディ風味がまぶしてあるが、それもすべて泣ける要素のひとつだ。
泣ける最大の要素が、僕が思う禁じ手を使ってあるので、悔しいことは悔しい。
が、物語の構成のうまさが光っている。そこに救われる。
全2巻という長さは映画にはぴったりだ。これをうまく映画化したらすごい名作になるのではないだろうか。間違ってもアイドル映画にはしないでほしい。