妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

名人芸だなぁ

 

まさに名人芸である。

印象深い短編が13編。どれも心の隅をキリキリと突いてくるような名編ばかりだ。

向田作品は『父の詫び状』を読んだくらいだが、そのエッセイと同じような印象を持った。唐突に始まり、話が徐々に見えてくるにしたがってなるほどと思う。話の持っていき方がうまい。

他の作品ももっと読もう。