久しぶりに宮部みゆきを読んだ。
なんというかとてもやさしい物語。閉業した小暮写眞館の家をそのまま使って住む主人公家族。この家族、友達、周りの大人たち、みんなとてもキャラが立っている。
心霊写真がきっかけで話が進むが、別に怖いわけでもなく、ミステリでもなく、まあ心霊でもないんだが、わりとヘビーな話もあったり、でも最終的にはじんわりやさしさが染み込んでくるいい話だった。
文章のテンポがおもしろかった。昔からこういう文章だったかな。
プロに失礼だけどホントに達者だと思った。東野圭吾とはまた別のうまさがある。
これぞプロの小説家だ。
ハワイ編がおもしろかったのでこれも。
やっぱりすごくおもしろかった!
このかわいい絵で描かれると何でもおもしろくなっちゃう。
しかしこの情報量すごいよ。こまかい、文章多い、写真多い、絵も多い。これ作るの大変だったろうなぁ。編集も。
でも全然読みにくくない。
また台湾行きたくなった。