妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

やさしい物語

 

 

小暮写眞館(上) (講談社文庫)

小暮写眞館(上) (講談社文庫)

 

 久しぶりに宮部みゆきを読んだ。

なんというかとてもやさしい物語。閉業した小暮写眞館の家をそのまま使って住む主人公家族。この家族、友達、周りの大人たち、みんなとてもキャラが立っている。

心霊写真がきっかけで話が進むが、別に怖いわけでもなく、ミステリでもなく、まあ心霊でもないんだが、わりとヘビーな話もあったり、でも最終的にはじんわりやさしさが染み込んでくるいい話だった。

文章のテンポがおもしろかった。昔からこういう文章だったかな。

プロに失礼だけどホントに達者だと思った。東野圭吾とはまた別のうまさがある。

これぞプロの小説家だ。

 

k.m.p.の、台湾ぐるぐる。

k.m.p.の、台湾ぐるぐる。

 

 ハワイ編がおもしろかったのでこれも。

やっぱりすごくおもしろかった!

このかわいい絵で描かれると何でもおもしろくなっちゃう。

しかしこの情報量すごいよ。こまかい、文章多い、写真多い、絵も多い。これ作るの大変だったろうなぁ。編集も。

でも全然読みにくくない。

また台湾行きたくなった。