妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

まあまあかな

 

春に散る 上 (朝日文庫)

春に散る 上 (朝日文庫)

 

 ボクシングを辞めてアメリカに渡っていた主人公が40年ぶりに日本に帰ってくるところから始まる物語である。

沢木耕太郎の小説は久しぶりに読んだ。展開がなんとなく読めるが、それでもストーリーはおもしろかった。

いろんな人生がある。その終わりに自分の人生に満足できるかどうか、そこが肝心だと思う。

主人公ら元ボクサーの4人はそれぞれ大変な人生を送ってきたが、最後にこういう人生が待っていた。とても幸運だし幸せだ。

自分は人生の終わりはもう少し先だが、とてもじゃないが幸せとは言えない。

どうしたらいいか、一度じっくり考え直す必要があると思い始めた。