ボクシングを辞めてアメリカに渡っていた主人公が40年ぶりに日本に帰ってくるところから始まる物語である。
沢木耕太郎の小説は久しぶりに読んだ。展開がなんとなく読めるが、それでもストーリーはおもしろかった。
いろんな人生がある。その終わりに自分の人生に満足できるかどうか、そこが肝心だと思う。
主人公ら元ボクサーの4人はそれぞれ大変な人生を送ってきたが、最後にこういう人生が待っていた。とても幸運だし幸せだ。
自分は人生の終わりはもう少し先だが、とてもじゃないが幸せとは言えない。
どうしたらいいか、一度じっくり考え直す必要があると思い始めた。