妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

ギャンブル怖い。でもおもしろい

波の音が消えるまで 上巻

波の音が消えるまで 上巻

波の音が消えるまで 下巻
沢木耕太郎のエンタテインメント小説とあったので読んでみた。
まさかここまでのギャンブル小説だと思わなかったが、予想以上におもしろかった。
香港から帰る途中、ひょんなことからマカオに滞在することになった主人公。マカオバカラに夢中になる。
バカラの描写が多いが、単なるバカラの勝負の面白さだけでなく、この主人公がどうなるのかとドキドキしながら追っていくことになった。
深夜特急』での大小のギャンブルシーンが殊の外おもしろかったので、こういう小説を書くのは当然のような気もする。
沢木耕太郎には小説ももっと書いてほしいなと思った。