オカルトおもしろい

オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ (角川文庫)

森達也のオカルトを題材にしたドキュメンタリー。過去に『職業欄はエスパー』という本を出したことがあるが、これは新たに取材をしたもので続編的なもの。
すごくおもしろい。取材をしたからといって何も解決などしていないし、解決できるものでもないが、ただ話を聞いたり現象を追ったり、そういうことだけでもうおもしろい。
著者の立場は、超能力や心霊現象などは存在しないと思われるが絶対ないとは言い切れない、というもの。これはほとんどの人が取るであろう立場だし、それゆえに彼の考えに寄り添って読み進めることができる。
オカルトって題材は本当におもしろい。続編を期待する。