妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

宮本輝の傑作

星宿海への道 (幻冬舎文庫)

星宿海への道 (幻冬舎文庫)

分かりやすい言葉で心に残る物語を紡ぐ宮本輝。これは行方不明になった男の弟と、恋人、その子供の話で、この物語もなかなか後を引く印象。
語られるどのエピソードも印象的で、読後もつい思いにふけってしまう。
星宿海と呼ばれる地、それと関連して出てくる瀬戸内の夜景など風景も気になる。
ずっと読んでいたい作品だった。