妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

おもしろい!

臨場 (光文社文庫)

臨場 (光文社文庫)

本当に何を読んでも横山秀夫はおもしろいなぁ。
これはベテランの検死官を中心とした警察小説だ。視点はいろんな人になるが、必ず“終身検死官”とあだ名される倉石が出てくる連作短編集。
あまりに鋭すぎる倉石はとっつきにくいが、周りの人間が様々な理由で倉石に関わっていくので、おもしろく読める。人間くさいドラマばかりである。そして結構泣ける。
いい話ばかりで参ります。