妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

難しいけどおもしろい

できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)

生物と無生物のあいだ』がとてもおもしろかったので、これも読んでみた。僕は完全に文系の頭だけど、そういう人にもわかるように生物の性の決定の仕方を話してくれる。“わかるように”というのは言い過ぎかな。完全にはわからないけど、わかったような気になり、楽しく読ませる。
話がいろんなところに飛ぶ。でも最後にはひとつに集約する。その構成が巧みである。頭いい人ってのは文章がうまい。どんどん引き込まれる。
願わくばこの人には“小説”方面には進んでほしくないなー。