妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

Be TARO!

岡本太郎の巨大壁画明日の神話を見てきた。「太陽の塔」と同時期(1968年〜69年)に制作されたものの、それから長年行方不明になっていたこの作品は、2003年9月メキシコシティで発見され、約1年の修復を経てやっと公開されたのだ。
僕も「ほぼ日」の「TARO MONEY」を通じてこの壁画修復・公開に寄付を(わずか4,000円だけど)した者として、ぜひ見ておかなきゃならんのである。
まず縦5.5メートル、横30メートルの巨大さに圧倒される。かなり絵から離れないと全体像が見渡せない。さすが岡本太郎作品の展示だけあって、絵にはガラスなんかなく、しかもかなりの至近距離で見ることができる。写真も撮り放題。それどころか、スタッフが「写真を撮りましょうか?」と寄って来る。芸術作品はこうでなきゃ。
中央のガイコツはレリーフになっていてすごい迫力。しかも色使いが鮮やかでドキドキする。さぞや大変な修復だったろうと思う。
僕は今回の「明日の神話」にまつわる逸話を知って見てみたいと思い、そこから岡本太郎に興味がわいてきた。したがって岡本太郎のことはまったくと言っていいほど知らない。「芸術は爆発だ!」と「太陽の塔」のおっさんくらいにしかイメージがない。
でも「明日の神話」をきっかけにちょっと追いかけてみようかなと思っている。本を読んでみるとガツンとくる結構いいこと言ってるんだ、これがまた。