妄想特急 books & music

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ヘンな彫刻

11月23日、初台にある東京オペラシティアートギャラリーシュテファン・バルケンホールの作品展を見た。この人の名前すら聞いたことがなかった。しかし、会社のアート好きの人の、おもしろいから見に行けとの勧めに従い行ってみた。
バルケンホールはドイツ人。木を使った彫刻やレリーフを作るアーティストなのだが、行ってみてこの彫刻がとんでもなくヘンなもんだとびっくりした。主に人間を彫って作ってある。普通に服を着て歩いている人とか立っているだけとか。着色してあるので白いシャツを着ていたり黒いズボンをはいていたり。大きさもさまざま。等身大だったり30センチくらいのちっこいのだったり。あとは巨大な人の顔だけの彫刻とかね。
そのすべてが木から荒々しく削りだされている。つまり表面をキレイに加工してないのだ。ノミでガツンガツンと削ったそのまま。ささくれがそこらじゅうにある。
しっかし何でこんなの作ってんだろうなぁと首をかしげて鑑賞する。わけのわからなさに思わず笑いがこみ上げる。ま、現代アートはこのわけのわからなさに笑うというのが正しい鑑賞の仕方(多分。僕だけですか?)だからいいのだ。
世の中にはいろんなものを作る芸術家がいるんだなぁ、そして何でもアートになりうるんだなぁと思った作品展でした。