妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

ハウルの動く城

昨日、『ハウルの動く城』を見てきた。場所は日比谷のスカラ座。久しぶりにあんなにデカい劇場で見た。
宮崎映画はいつも感心するのだが、キャラクターがじつにすばらしい。それも脇役にいい味出してるやつが多いのだ。今回も「カルシファー」「マルクル」「荒地の魔女」「ヒン」「カブ」とそのすべてがいい。みんなどっかしらかわいいので、思わず微笑んでしまう場面が多々あった。もうほとんど主人公「ハウル」と「ソフィー」を食っている。
絵がとてもきれいだったのも印象的だ。どの場面を切り取っても額に入れて飾れるようだなと思った。これは背景を描く美術の方(?)に拍手を送りたい。
あとは動きがすごくリアルというか細かい。これは今までの宮崎映画でも感じていたのだが、他のアニメには見られないような細かさだ。キャラの動きだったり、雲や海、炎や木々のその一つひとつがリアルなのだ。フルデジタル処理になってからさらに磨きがかかったような気もする(これは気のせいか?)。
それから宮崎映画名物といっていい有名俳優の声優への起用。今回もそうそうたるメンバーが名を連ねている。いちばん心配だった木村拓哉は、見てみるとそう違和感もなく、あれならOKだろう。ハウルがやたらかっこいいのでキムタクってのも安易な気もするが。
肝心のストーリーはどうかというと、2時間があっと言う間に感じたと言えばわかるでしょう。
あ、そうそう。これも宮崎アニメ名物・飛行シーンももちろん出てきます。