妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

技ありのミステリ

 

 

久しぶりに海外ミステリを読む。各所で評判がよかったので読んでみた。

冒頭、何やら仕掛けがあるなぁと思ってたら、下巻に入って、こう来たかと唸ってしまった。上巻終わりまでに冒頭の仕掛けは忘れているし、事件にどっぷり入り込んでいたわけで、なかなかうまい展開だ。

しかし、これは英語の原典の方が多分おもしろいんだろうなという箇所がいくつか出てくる。日本語に翻訳するのが大変そうな部分とか。苦労の跡が見られるが、何とか力技で押し切った感じ。

翻訳ミステリが苦手な私でもおもしろく読めた。