妄想特急 books & music

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ベースメント・テープスがこんなんなった

ロスト・オン・ザ・リヴァー

ロスト・オン・ザ・リヴァー

ディランの『ベースメント・テープス』の拡大盤が出たのと同じ時期にこんなのが出るとは思わなかった。
当時ディランが書いてそのままにしていた歌詞に曲を付け、アルバムにしたもの。
それだけなら特に買う気は起きないが、エルヴィス・コステロが参加していて、プロデューサーがTボーン・バーネットというからには聴いてみないといけない。
曲は別にディランっぽくしているわけでもなく、それぞれの好きに作っているのだろう。
それがすごい好みだった。よかった、ハズレじゃなくて。
ディランの歌詞は輸入盤を買ったためにあまり理解できないが、曲とボーカルが素晴らしい。
ジャケットの写真も雰囲気のいいもので中身とばっちり合っている。
同じ歌詞に別々のメンバーが違った曲を付けるというのもやっていて、おもしろい。
企画ものだけど成功していると思う。