妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

しゅららぼん

不思議な力を持った主人公たちの学生生活やある事件の顛末を描いたドタバタコメディ。
万城目学らしく軽快に読めるので結構分厚い本だったがすぐに終わった。
またまた変な世界観だなぁと思ったけど、よく考えてみたら、超能力を持った者同士が戦うっていうシチュエーションは昔からたくさんある。その点に目新しさはない。
それより現代に日出本家のような殿様生活をしている一族がいるという設定の方がおもしろい。普通の高校生が超能力を持つってだけならつまらなかっただろう。
それでも『鴨川ホルモー』の方が発想が突飛でおもしろかった。