- 作者: 末井昭
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2013/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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母親が爆死した過去から自分の周りの自殺についての話まで、いろいろなことが書かれている。
自分の過去の話が多く、自殺の話から離れることも多々あった。著者自身は自殺をしようと思ったことはないというが、結構凄まじい過去を持っていて、1回や2回自殺を試みてもおかしくないんじゃないかと思った。
ただ過酷な現実に直面してもあまり深刻に考えない性格のようで、これはかなり重要なファクターであると思う。この本でも書かれているが、自殺をする人というのは真面目で優しい性格に人が多い。「ま、いいか」と楽天的に考える人はそこまで至らないのだ。
また、経済的な理由で自殺する人が多いそうだが、死ぬことを考えたら、お金なんてどうにでもなると思う。でもそこまでいくとそう考えることができないのだろうなぁ。
読むとじんわり勇気を与えてくれる本だと思う。