妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

ベッキーさんシリーズ第2作目

玻璃の天 (文春文庫)

玻璃の天 (文春文庫)

全3作のうち、この2番目だけを飛ばして読んでしまった。積読が多いとこういうことが起こる。
連作短編集だから3番目を先に読んでも気が付かなかった。

戦争が近づいてくる時代だからけして明るいわけでなく、どちらかというとずっと曇りが続いているような雰囲気である。
でも主人公が明るく成長する様を見ていると何か力がみなぎってくる。

ベッキーさんが誰なのか少し明かされるが、これ、どこかで伏線ぽく出てたっけ?
なんか唐突に明かされた感じがするんだけど僕の読み違いかな。

参考文献が多く、苦労して書いたことがよくわかる。その参考文献ページも読み飛ばしてはならない。