これはおもしろかった！

フラグメント (新潮文庫)

戦争ものでない古処誠二の小説を初めて読んだ。これが大当たり。とてもおもしろかった。
基本的には密室での会話劇だが、先の読めない展開にワクワクした。
地震で閉じこめられてしまう地下駐車場の中の描写は、一部分かりにくいところもあった。でもそれはあんまり気にならず、流れに身を委ねていけば問題なしだった。
戦争小説以外もこんなにおもしろいとは意外だった。他も読んでみよう。