妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

高村薫か・・・

照柿(上) (講談社文庫)

照柿(上) (講談社文庫)

照柿(下) (講談社文庫)
読み終わるのにずいぶんと時間がかかってしまった。だってとてつもなく読みにくいんだもの。評価はされているから、読みにくいと感じる人は少ないのだろうか。
読みにくいわりにそれほど面白いとは思えず、ストーリーの面白さを求める自分とは合わないなと感じた。
ただやたらと重苦しい雰囲気が最初から最後まで続く。おまけに文体がまるで男性のようで、重苦しさに輪をかけていた。
かつて『マークスの山』を読んだときも同じような印象を抱いたのに、積読本の中にあったので読まないともったいないというだけで読み始めてしまった。
次はよほどのことがない限り手に取らないと思う。