号泣必至！重松清

流星ワゴン (講談社文庫)

まあどうせ泣いちゃうんだろうなと思ったら、まんまとやられました。この人の作品は剛速球で涙腺を刺激する。本当にどうしようもなく心が動かされてしまう。
父と息子の関係性を描いたもので、息子がいたらさらに「涙なしでは読めない」ことになっていたのだろう。僕は子供がいないので身につまされるわけではないが、それでも自分と父親の関係性を考えるとこの物語はどうしたって自分と重ね合わせてしまう。
世の中すべての男性に読んでもらいたい。