妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

久々に宮本輝読んだぞ

焚火の終わり(上) (集英社文庫)

焚火の終わり(上) (集英社文庫)

焚火の終わり(下) (集英社文庫)
やっぱりこの物語力というのか、ぐいぐい読ませていく力ってのはすごい。
兄妹が主人公で、脇役もみんな個性的。この脇役が個性的なのが宮本作品の特徴でもあると思う。
兄妹の出生の謎に加えて、禁断の愛という自分じゃ想像もつかない世界。しかもいつになくエロい。エロいのにどこか上品なのは何でだろう?
このエロさは女性が読んだらどうなんだろうな。