ホラーアンソロジー

七つの黒い夢 (新潮文庫)

人気作家が競作したホラーテイストの短編集。
よく読む作家から読んだことのない作家までいろいろ。未読の作家はお試し感覚で読めるからこういうのは楽しくていい。
いちばんおもしろかったのは北村薫だった。というよりそれ以外はあんまりピンとこなかった。岩井志麻子はまあまあ。
ホラーってそれほど好きじゃない。怖くないからだ。文章で怖がらせるのは相当力がいると思う。だから怖いものより怖そうで「うまい」小説を求めてしまう。北村薫はうまかった。