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ガッキィ怖いよー

すぐに稼げる文章術 (幻冬舎新書)

すぐに稼げる文章術 (幻冬舎新書)

ライターの著者が稼げる文章術を伝授してくれる一冊。
「WiLL」などの連載(終了)を読むと、この人は常に怒っているように感じる。
いや、違うな。決して怒り散らしているわけでもなければ、毒舌満載のエッセイなわけでもない。
むしろ、どんな頭にくる場面に出くわしても、冷静沈着。冷静に対応して相手を確実に殺す。そんな感じ。
実生活でこんな人に粗相をしてしまったら、どんな目に合わされるかわからない。本当に怖いです。
でも、そういうのを読者として読んでる分には、これほどおもしろいものはないわけで。
この人のエッセイは怖いけど痛快です。
ネットでは何でも無料が常識の世の中で、この人は有料のメルマガを発行している。会員は2000人ほどだそうだ。
つまりは金になる文章とはどういうものか、実体験から言える部分もあるのだろう。
「文を書いてお金を稼ぐ」のと「いい文章を書く」のは相反しない。なるほど、彼の主張はもっともだ。
いくら名文を書いても、その名文で金がもらえなくて、食っていけないのでは仕方がない。
ライターとして生活していくのなら「売れる文章」というのがどういうものか、考えなくてはいけない。
その通りである。
ライターを目指す人、いまライターの人、結構参考になるんじゃないだろうか。
もちろん全部が全部賛成できないとは思う。自分で納得できる部分だけ取り入れていったらいいんじゃないかな。
僕はライターになろうとは思っていない。(なれるとも思っていない。)
しかしこういったブログに書き込む文章でも、気をつけなくちゃと思わされることが多々あった。
特に「〜で」「〜だが」はこれから一切使わないつもりだ。(使っちゃっても許してね)