妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

デル・シャノン

ロック・オン!

ロック・オン!

1991年に出たアルバムのリイシュー。デル・シャノンが自殺したのが90年だから、これは遺作ということになる。
僕にとってはトラヴェリング・ウィルベリーズロイ・オービソンの後任として加入するという噂があったときに初めて知ったアーティストだ。後から“悲しき街角”がこの人の曲だと一致したくらいである。
しかしそのときはこんなアルバムが出ていたことなど知らなかった。このリイシューで慌てて買った。そしたらこれがもうすごいのなんのって。まずジェフ・リンとマイク・キャンベルがプロデュースでしょ。トム・ペティジョージ・ハリスンが参加してる。ウィルベリーズ人脈使いまくり。
となると当然サウンドがジェフ色コテコテ。もう笑ってしまうほどジェフ・リンの音である。完全にオーバー・プロデュースだ。この人はこの頃のプロデュース作品はすべてそう。
でもこの音が好きな人にはたまらない。そして僕は大好き。だから完全にツボである。
今度は“悲しき街角”時代のヒット曲をまとめて聴いてみたい。この時代はシングルの時代だからベスト盤を買ってみよう。