妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

後片付けに追われる

今日は大掃除。まるで年末みたいだ。
本当は最近まで「これ全部自分たちで片付けなきゃいけないのか? 倒産したら社員もある意味被害者なんだから、後片付けまでさせられるのはかなわん!」と思っていたのだ。しかし社長に聞いてみるとやはり自分たちでやらなくてならないらしい。渋々腰をあげる。
ふと気がつくと、資源ごみ(紙ごみ)収集の日があと2日後に迫っている。それまでに出来る限りの紙ごみを出さなくては! そう思って慌ててゴミをまとめにかかる。
何がラクって、残しておくものと捨てるものを分けなくていいことだ。“すべて”捨てる。分別だけはきちんとやるが、判断はそこだけだ。紙(僕の場合はゲラがほとんど)を束ね、結束する。隅に積む。束ねて結束、積む。それの繰り返し。
しかし。これが気が遠くなるほど多い! とてもじゃないが1日や2日じゃ終わらないくらい紙があるのだ。そりゃそうだ。年末の大掃除なら古いものから順に捨てていくが、今回は全部いっぺんだもの。社内に存在する紙ごみ全部だもの。
気絶しそうになりながら、全部ゴミの日に間に合わすことはあきらめ、やれるところまで頑張ることにした。地道な作業が続く。
その合間に、僕は再就職に向けて面接に行く。13時半ごろ会社を出た。こんな状況なので遠慮することなく堂々と抜ける。ちゃちゃっとこなし15時半ごろ帰社してまた掃除の続き。
倒産の連絡もだんだんいろんなところに行き渡ってきたらしく、電話が多い。そういう人の対応の方がいっそ楽である。倒産したことを知らないで電話をくれる人には何て言っていいかわからない。