妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

なんとも変な

会社を閉めるということは弁護士から各関係者に通知がいくことになっている。しかし関係者はそれこそ何百人といるわけで、同時に通知が到着するように出すことは不可能だ。また、もし仮にいっぺんに届くことになると、問い合わせを受ける弁護士事務所の電話はパンクすることになる。それを防ぐためにも段階を経て通知を届けることになるわけだ。
ところがこれが曲者で、ある関係者には通知が届いている、あるところには届いていないという差ができてしまう。届いていないところからの電話には、倒産のことは隠さなくてはならない。結局知られることにはなるが、それまではとにかく隠さなくてはならない。
これがとても気を使う。良心も咎める。かなり気疲れする。ほとんどやることはないのに、こういったことがあるから大変だ。
倒産するんだから会社に行かなくてもいいだろうと思うかもしれない。もちろん行くからにはお金をもらうが、法律的には行かなくてもかまわないのだろう。次が決まればすぐにでも次のところに出社するし、面接があればそっちを優先する。
しかしなぁ、ここでもまた両親にいつ言うかということがネックになるんだよなぁ。言ったところで家に一日中いれば針のむしろだ。
なんにしてもずいぶんと中途半端なのである。
(ここにこう書いておいてナンだが、僕の勤務先を知っている人はもうちょっと内緒にしておいてくださいね。あとちょっとだから)