3/9の日記に意味深なことを書いてしまい、心配をかけてしまった。メールを送ってくれた友人もいた。どうもありがとう。
まず何が起こったのか書いておこう。
現在勤務している会社（出版社）が倒産したのである。つぶれたのだ。
経営状況からしてもう相当前から危ないとは感じていた。だからこそ転職活動もし続けてきたし、リクルートエイブリックという転職支援会社に登録もして面接を受けに行ったりしてきた。しかし、つぶれる前に転職できると何の疑いも無く思っていたから、「会社をたたもうと思う」と社長から告げられたときには「ちょっと待ってよ。まだ転職先が決まってないよ」と心の中で大慌て。
自分の勤めている会社が倒産するなんて夢にも思っていなかった。自分の周りにもそんな人いないし。
現在の状況はというと、出社しているものの、会社にいてもやることがない。書店の注文の出荷はしている。印刷会社などの取引先には弁護士から通知が行っている。が、著者、取次会社、書店などにはまだ通知が行っていないらしい（なわけなので、僕の勤務先を知っている方で出版関係者の方は黙っていてください。お願いします）。だから電話番くらいしかやることがないのだ。
途中までやりかかっていた本は、もう出ないわけだから全部ストップ。印刷直前に止めたものもある。
とにかく大混乱である。何をどうしていいのかわからない。
これからしばらくはこの日記はこの倒産に関することが多くなるだろう。でもありのままを書き残すのも意味のあることではないかと思っている。突然自分の勤務する会社が倒産した社員（34歳・男）の記録として、おもしろおかしく読んでいただければ幸いである。
