妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

しかし不思議だ

『はじめての部落問題』 角岡伸彦 著 (文春新書)
はじめての部落問題 (文春新書)
同和教育というのを受けた記憶がない。そういうところもあるというから不思議はないが、だから気になってはいたがなかなか細かい知識は得られなかった。本もどれから手を出していいかわからなかったし。
そこへこんなタイトルの本が出たので、ちょうどいいと手にとった。
なるほど概要はわかったが、それにしてもわからないのはどうしてこんな差別がいまだに残っているのかだ。これは多分どんなに説明されてもわからないものだと思う。
世代が変わっていけば自然となくなるような気もするが、現在もなくなっていないのを見ると、まだまだ続くんだろうか。
いま、白土三平の『カムイ伝』の決定版シリーズを1冊ずつ買い集めて読んでいっている。おそらくこれを読んでも部落差別は理解できないかもしれない。