妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

キル・ビル vol.2

vol.1を見た者は必ず見る運命にあるという噂のこの映画(うそ)、見に行ってきた。
ちなみにぼくは大のタランティーノ好き。キル・ビル vol.1もサイコーでした。
vol.1とはぜんぜん雰囲気が違うと聞いていたので、あのノリは最初から期待してなかったけど、もともとタランティーノのセリフのやり合いが大好きなだけに、vol.2の方が気に入ったらどうしよ、なんて思いながら約2時間20分の鑑賞。
おもしろかった、たしかに。退屈はしなかった。
でもあれ、タランティーノらしくないよなぁ。
vol.1は今までのものとはあまりに違ったため、「らしくない」とか言ってる暇もなく楽しんだんだけど、vol.2は今まで(「ジャッキー・ブラウン」まで)とvol.1の中間くらいのテイストだった。
これすなわち中途半端っていうのだ。
思うに、これが最初の狙い通り1本に収まっていたらメリハリのきいたもっといいものになっていたんじゃないかな。
とはいえDVDで何度も見ればじわじわと良さがわかる作品かも、と思っているので、DVD出たら購入決定です。