2021-03-31 長岡節がいい にらみ (光文社文庫 な 51-1) 作者:長岡弘樹 発売日: 2021/01/12 メディア: 文庫 何を読んでもおもしろい長岡弘樹。 これは短編集。連作ではなくいろんな題材の話が入っている。 鮮やかなオチと伏線の回収が持ち味だろうが、あまりに鮮やかすぎてオチを読者に考えさせることも多い。表題作がいちばん好きだが、読み終わって訳がわからなくてポカーンとしちゃった。後から「なるほど」とわかったけど。 「百万に一つの崖」もよかった。つらい読後。 ただいつもの長岡弘樹の作品より強引な感じの話が多い気もした。「餞別」の図のやつはどうしてああなってたのかな?その後の徳永の行動はわかるんだけど。