妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

他人事じゃないかも

「うつ」を抜けた人に取材して、どうしてうつになったか、どうやってそれを脱したかを聞いていく。
田中圭一自身がうつヌケ経験者だから細部に実感がこもっているし、とてもわかりやすい。
これを読むと人って本当に些細なことでうつになるし、結構身近にいるんだなぁと思った。つまりいつ自分がなってもおかしくないということだ。
仕事も充実していて元気いっぱいと思ってた矢先に突然うつになるとか、怖すぎる。責任感が強すぎる人がなりやすいというのは何となくわかる。
一回うつになったら一生付き合っていかなくてはならないというのがつらい。
うつなんて自分には縁のないものと思って生きてきたが、これからは気をつけないと。