- 作者: 三谷幸喜,松野大介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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時系列で主だった作品を語っているのだが、ここまで創作のことに踏み込んでしゃべったのはなかなかないのではないか。本当におもしろかった。
僕は三谷幸喜が日本でいちばんおもしろい脚本家だと思っている。監督としてどうかというのはわからないが、あの緻密に計算された話の運びは他には見ることができない。
最近内田けんじがおもしろい作品を作るので三谷幸喜に続く脚本家になるのではないかと思っている。ただもうちょっと量産しないと厳しいかな。
ラジオドラマの『99連隊』がきっかけで、最初に見たのはドラマの『ショウ・マスト・ゴー・オン』。初めての観劇は東京サンシャインボーイズの『彦馬がゆく』だったかな。
三谷幸喜の映画を人間が書けてないとか、三谷幸喜の笑いは好きじゃないと言う人がいるけど、おそらく本人の狙いがそこではないので、見当はずれのことを言っていると思う。
三谷作品というのはよくできた芸術作品のように手元に持っておきたいものなのだ。