- 作者: 中村彰彦
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: Kindle版
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しょっぱなが会津藩の話で、これは大河ドラマで『八重の桜』を見ていたから、すんなり理解できた。
その後も新選組や竜馬の話など、有名な話ばかりなのだが、大河を見てるとずいぶんとわかりがいいことに気が付いた。あれは歴史の理解を深めるのにすごい貢献している。
幕末、明治維新というのは本当に汚いことがたくさん行われていて、現代よりもよほどあからさまである。
著者も言っているが、明治維新が「日本の夜明け」のように明るいイメージばかりでとらえられているのは単純すぎると思う。
たくさん血が流れたし、裏切りも暗殺もたくさんあった。そういう暗い面にも目を向けていかなければいけない。
明暗含めて幕末を概観するには格好のテキストであった。