妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

号泣必至の重松清

みぞれ (角川文庫)

みぞれ (角川文庫)

またまたやられました。重松清に。わかってはいたけど。
収録されたすべての短編でじんわり感動して悲しくなって、はたまたちょっと嬉しくなって涙が出る。
あーこれこれ。これが重松節だよなぁと思ってたら、最後の「みぞれ」でもうだめだった。これはやばい。主人公とその年老いた両親に、もろ自分を重ね合わせてしまった。
最後のところ、同じようなものが実家にもあるんだよなぁ。しかもそれを同じように両親が大事にしてるんだよなぁ。
いろんな感情が押し寄せてきて、どうしていいかわからなくなった。