妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

暴力は良いことなのか悪いことなのか

暴力はいけないことだと誰もがいうけれど (14歳の世渡り術)

暴力はいけないことだと誰もがいうけれど (14歳の世渡り術)

暴力は誰もが悪いことだというけれど本当にそうなのか、哲学者が考察する。それをわかりやすく丁寧に説明してくれる。
結局、暴力に良い悪いはなく、道徳的に考えると本質を見失うということらしい。
わかりやすくとはいっても、哲学者の説明はわかったようでわからないというか、煙に巻かれたような気もする。
ただ、国家の成り立ちは暴力が元になっているとか、国が唯一合法的に暴力を使えるというのは納得ができた。
何よりも感情的に「何が何でも暴力は悪いことだ」と思い込むのは非常に危険だと思った。