妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

暗澹たる気持ちになるノンフィクション

殺ったのはおまえだ―修羅となりし者たち、宿命の9事件 (新潮文庫)

殺ったのはおまえだ―修羅となりし者たち、宿命の9事件 (新潮文庫)

このシリーズが好きで何冊か読んでいる。いわゆる殺人事件のノンフィクションルポ。
人はどうして人を殺すのか、どこでその境界線を超えるのか、常々不思議に思っていて、こういうのを読むが、さっぱりわからない。犯人ですら自分の心がわからないのかもしれない。
凄惨な殺人事件の話が延々続くから、読後感は最悪だ。暗ーい気持ちになる。でも現実に起きたことだという事実が読ませてしまう。