本当におもしろかった！

赤めだか

評判がすごくいいし、落語は前から好きだったから、読んでみました。そしたらこれがおもしろいのなんのって。
立川談春の入門から現在までの自伝エッセイだ。噺家の修行（前座）時代のことはあんまり読んだことがないので、とても興味深かった。もうね、これ読んだら噺家になんかなるもんじゃないなと。よほど師匠に惚れ込んでないと堪えていけないだろうね。
談春の師匠の立川談志がこれまたすごい。言うことがいちいち深い。格言として手帳にでもメモっておきたいくらい。
談志の落語は1回だけ生で聞いたことがある。根多はいくつかやったと思うが、最高だったのが『夢金』だった。これのサゲが震えるほどすごかった。他の噺家がやる夢金を聞いたことがないので、文章になっているものしかわからないが、談志のがいちばんいいと思った。
談春はまだ聞いたことがない。これを読んで俄然聞いてみたくなった。あと志らく。でも今はチケットが取れないだろうな。映像などで我慢するしかなさそうだ。
落語といえば志ん朝のDVDが出ているのが気になる・・・。