妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

文系の人にこそ読んでほしい

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

分子生物学に携わる著者の研究内容やそれまでのこの分野の歴史などをわかりやすく解説してくれる本。解説といっても小説のようにスリル満点に展開するので思わず引き込まれる。
おまけに文章がすごくうまい。優秀な科学者は大抵文章がうまい。そういうものなのだろうか。
これを読んでこういう科学者というのはすごいことを研究しているんだなぁと感心してしまった。こういう研究を日夜やってくれているからこそ、命のしくみがわかっていってるんだろうし、それを元に医学も発達しひいては人類の役に立つのだろう。
難しいことをやさしくわかりやすくそしておもしろく伝える本というのがいちばん好きだ。こういう本を作ってみたい。