野口健と栗城史多は昔から胡散臭いと感じていた。元マネージャーが書いたのならば野口健がどういう人間か少しでもわかるかなと思い読んでみた。
タイトルからして批判的な内容だろうと予想していたが、それほどでもなかった。
やっていることは胡散臭いわけでもなく、実際エベレストや富士山などの清掃活動、シェルパ族への教育支援など、本当にやっていることはすばらしいことだ。
しかし、とにかく「変人」である。こういう人間だからこんなことができるんだとしか思えない。普通の人は必ず振り回される。変人と付き合えるのは変人だけだ。だからテレビや政治の世界と相性がいいんだろう。
元マネージャーの著者もやっぱり変人だった。類は友を呼ぶじゃないけど、出会うべくして出会っている。
平凡な人間である自分はこういう人間とは極力距離を取りたい。