妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

おもしろかった

 

彼のことはあまりよく知らず、賞賛と批判があったことだけ知っていた。いろんな経緯を知れるかなと思って読んでみた。

結局、彼は自分の中でどんどん肥大化していく虚像に自ら飲み込まれてしまい、最後はもう死ぬしかなかったのではないだろうか。

マスコミやSNSなど周りが煽り立てたということもあるが、この人の性格によるところがかなり大きいような気がした。

もちろんこの本が真実だけを書いているかどうかはわからないし、批判調であるからそう読めてしまうのかもしれないが、最後は明らかに死んでもいいやと思ってエベレストに登っている。

取材に応じない関係者も結構多かったようだ。賞賛していた人ほど応じてない気がする。マネージャーの人の話はやはり聞いてみたかったなぁ。いつか口を開いてくれるときが来るんだろうか。