妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

ゴドーを読みました

ゴドーを待ちながら (ベスト・オブ・ベケット)

ゴドーを待ちながら (ベスト・オブ・ベケット)

ナイロン100℃の「ゴドーは待たれながら」を見る前に予習としてこれを読んでみた。不条理劇の傑作と言われているのは知っていたが、不条理だから理解できないのは覚悟していた。
読んでまさしくその通りだった。何の話なんだ、これは。
何がテーマなのかわからない。意味がわからない。解説も読んだけど、そう言われたらそう考えられもするけど、無理矢理じゃないかなとも思う。
ただ、これが書かれた国、時代、社会の状況を踏まえて見ないと本当のところはわからないだろうとも思った。
普遍的なおもしろさを持つものは何でも少ない。よくも悪くもその時代を反映するものだ。
もっと勉強してから読んだ方がよかったかな。
でもやってることはコントみたいな感じで、アレンジすれば笑えるものになる気がするが、そうやってもこれを演じる意味はないとも思う。現代で上演する意味を見つけるのが難しい。