妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

ポールとベン

キス・オン・ザ・ボトム

キス・オン・ザ・ボトム

ポール・マッカートニーのスタンダード曲のカバーアルバム。
ジャズっぽい落ち着いた雰囲気のアレンジで、とてもいい感じに仕上がっている。
今回ポールはボーカルに専念したらしく、演奏は一切していない。マルチプレーヤーの彼にしては珍しい。でもそれがこのアレンジに生かされているのだろう。
自作曲も数曲入っている。違和感なく他の曲と並んでいて、さすが稀代のメロディメイカーである。
特典としてライブ音源がダウンロードできる。スタジオバージョンとほぼ変わらないけどこれもいい。
ポールももう70歳だ。ライブを見ると信じられないくらい若いけど、こういう落ち着いた作品も今後多くなっていくのかもしれない。僕は大歓迎である。
ベスト・イミテーション・オブ・マイセルフ

ベスト・イミテーション・オブ・マイセルフ

ベン・フォールズベン・フォールズ・ファイヴ時代を含めたベスト盤。でもそれはどうでもよくて、僕が欲しかったのはDisc2とDisc3のライブ音源とデモなどのレア音源だ。
曲数も多くて大満足。ルーファス・ウェインライトとの「ケアレス・ウィスパー」なんかもあっておもしろかった。
これにもダウンロード音源があって楽しめた。こういうサービスがどんどん出てくると楽しい。
いいメロディを書くなぁというのが全部聴いてみた感想だ。この人もすばらしいメロディメイカーであることは間違いない。