妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

天性の歌唱力

2月10日は武道館にSalyuのライブを見に行った。
Salyuはかなり前からライブを見ているが、いよいよ武道館かと勝手に感慨深くなる。
彼女のあまりの声の迫力に気圧された。ここまで圧倒されるボーカルは初めて聴いた。
Salyuを聴き始めた頃は小林武史の曲の良さに惹かれて聴いていた。しかしこの日のライブを見て曲が云々ではないなと。完全に小林武史の楽曲というブランドを自分の曲として塗り替えていると思った。
ステージはちょっと変わった形で、手前から奥に斜めに白い道ができている。そのもっとも客席側にSalyuが客に背中を向けて立っている。そのまま「プラットホーム」を歌い出すのだ。この演出がとてもかっこよかった。
彼女の曲は客が立ってノリノリになって・・・っていうものはほとんどなくて、どうやってノっていいかわからず微妙なところがある。だから最後まで座って聴いていた。そういう歌をじっくり聴くコンサートだと思えばいいのかもしれない。
いや、でもね、聴き入っちゃうんですよ、あの声は。すごいすごいと思ってたらあっというまに最後になってた。
CDで聴く何十倍もすばらしい。Salyuはぜひともライブで聴くべきである。と断言する。