妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

コクヨのカッター

ふと自分の身の回りを見ると、モノが溢れていることに気が付きませんか?
僕はそう思った。自分の部屋の中になんとモノが多いことか。なんだかいらないもんばっかり。必要のないもの、買ったはいいが使わなくなったもの、そういうものが溢れかえってる。
もっと身の回りをすっきりしたい。生活をシンプルにしたい。そう思ってるが、なかなかできないものだ。
COW BOOKSの店長・松浦弥太郎さんがエッセイで書いていたが、1年間、服を1着も買わずにいても何の支障もなかったらしい。そうなのだ。洋服だって今あるものだけで1年過ごせるくらい持っているはずなのである。それどころか、1年間まったく着ていない服だってある。こういうところをもっとすっきりしたい。
身の回りのものは必要最低限でいい。そのかわり使う一つひとつのものは吟味したこだわりの品物を集めたい。まあ、これがいちばん難しいんですけどね。油断するとすぐにモノが増えるから。

えっとすごい前フリが長くなったが、まあ、こだわって買うってことをしたいわけですわ。余分なものを捨てるのは徐々にやっていくとして、今ちょうどカッターがなくなってしまい買おうと思っていたところだった。じゃまずカッターから始めよう。
カッターを吟味して買う。こんなこと今までやったことない。文房具売り場に行ってテキトーに「これでいいか」とロクに見もせずレジに持っていく、そんな感じだった。だが今回は違う。吟味に吟味を重ねるのだ!
文房具なら国産だろ、ってことでコクヨのホームページを調べる。そうするとこれがけっこうおもしろいんですね。商品の開発ストーリーやらクリヤホルダー活用術やら、まあ企業のサイトだから売るための商品紹介が主なものだが、それを見るだけでも楽しい。
文房具好きの人ってけっこういる。あなたの周りにも何人か思い当たる人がいるでしょ? そんな人の気持ちがちょっとわかった気がした。
僕が選んだカッターはこれユニバーサルデザインなのだ。自分ひとりで使う分にはユニバーサルデザインは関係ないかも。へへ。
でもいろいろ探して選んでこれにしたってのがいい。こだわりの一品気分。“気分”、これ重要。
左利きの方でウチに遊びに来る人、カッター使いたくなったらすぐに言ってください。ウチのはユニバーサルデザインだから安心して使えますよ(笑)