妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

クラプトンの企画ボックス

クラプトンの企画盤的なボックスが出た。
『461オーシャン・ブルヴァード』と『安息の地を求めて』と『E.C. was here』の3枚のリマスター盤とアウトテイク(未発表テイク?)、『E.C.〜』はエクスパンデッド盤で構成されている。
まあこの時期にものをまとめてボックスにする意図もわかるけど、それぞれのリマスター&拡張盤として出してくれてもいいのになぁと思う。それじゃ売れないのか。
『461』は有名だし名作としての定評もあるからいいとして、その他2作はなんか地味な印象しかなかった。でもこういう企画でまた新鮮な耳で聴けるからいいね。実際全然悪くないなと感じたし。
リマスターはさておき、未発表テイクがいちばん気になるところだったけど、どれも素晴らしい音源だった。この時期の残ってる音源は全部出してほしい。出し惜しみはなしにしてほしいな。
ボックスの装丁もとてもよかった。ブック型だったので豪華本のような充実感があった。輸入盤を買ったため翻訳がないから、楽しさは半減したけどね。ちょこちょこ自分なりに訳していくのも楽しいかもしれない。

結構おもしろかった

クローズド・ノート (角川文庫)

クローズド・ノート (角川文庫)

積読本の中にあったので読んでみた。そしたらおもしろかった。
一人暮らしを始めた主人公が前の住人のノートを見つける。そのノートの記述と現在の主人公の生活の交互のストーリーが展開する。
もっとあっと驚くラストが待っているのではないかと思っていたけど、意外と真っ当な感動的なストーリーだった。
途中で仕掛けはわかってしまうのだが、ミステリでもないのでそれが主眼ではない。
最後のシーンの主人公(の台詞)はちょっとやりすぎだったかなと思わないでもない。
でもそれなりに感動的だった。
エリカ様で変に有名になってしまった映画版も素直に見てみたい。