妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

セラピストのしごと

セラピスト (新潮文庫 さ 53-7)

セラピスト (新潮文庫 さ 53-7)

かかったことのない人にはいまひとつどういうことをしているのかわかりにくいセラピストの仕事を取材して明らかにしていく。
どうやって治療しているのかなんてわからないし、どのくらいの割合で完治するのかなど知らないことばかりだ。そういう興味で読み始めたが、いやぁ本当にセラピストの仕事って大変だ。
昔はもっと時間をかけて診察していたが、現在は一人にそんなに時間をかけられないのはまあ予想通り。人の心の重さをこれだけ何人も背負っては置き背負っては置きしていてよくセラピスト自身がおかしくならないなと思う。
医師に優劣はないが精神科の医師は殊更大変だなと思った。