妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

傑作盤

竹内まりやの新譜。
過去のシングルや提供曲のセルフカバーなどが多く、純粋な新曲が少ないが、それでもこれは今までの作品と同様に傑作だ。
いろんな曲調を試しているがやはりこの人は歌謡曲的なベタなマイナー調のものがいちばん似合う。メロディももしかすると山下達郎よりも当たりが多いのではと思うほど。
声もほとんど変わることなく歳を感じさせない。この人の声はフレーズの最後のところがたまに微妙に上がる。そこがいい。
初回限定盤にはおまけのDVDが付いている。ビデオクリップの他に2000年のライヴ映像が少し。ライヴ映像は恐らく商品化されていないのでこれは貴重ではないだろうか。今から14年前だからかなり昔だけど、驚くほどしっかり歌っている。ライヴだってめったにやらない人なのに。そしてとてもかわいい。当時45歳か。それがかわいいと感じるんだからすごい。